ICLが適応になる人、ならない人
ICLは眼内にレンズを挿入する手術ですので、角膜と水晶体の間のスペース(前房)に一定以上の大きさがない場合は、手術が不適応になる場合があります。また、白内障や緑内障など、近視・乱視以外の目の病気がある場合、その程度によっては手術が不適応になる可能性もあります。年齢制限に関しては18歳以上とされています。何歳までという明確な上限はありませんが、40歳以上の方は老眼に関して、55歳以上の方は白内障に関しての注意点が付随してきますので注意が必要です。
ICLを検討してから手術するまでの流れ
前述のように、ICLは希望すれば誰でも受けられるという手術ではありません。また、患者さんの目の状態によっては、手術を積極的にお勧めしにくい方や、より慎重に検討していただく必要があるケースもあります。
それらは、適応検査といい、ICLがご自身の目に合っている状態かどうかを判断する検査によって判明しますので、ICLを検討し始めた場合、まだ手術を受ける決心がついていなくても構いませんので、まずは適応検査を受けていただき、担当医の判断を仰ぐとこをお勧めします。
適応検査でICL手術が適応であると診断されましたら、担当医から手術のメリットとデメリットをよく聞いて理解した上で、最終的に手術を受けるかどうかを判断してください。
また、手術を希望される場合でも、どれくらいの見え方を希望するのかを、担当医とよく相談して決めることが重要です。
手術当日は、手術開始の1時間ほど前にご来院していただきます。
1時間ほどかけて、点眼薬にて散瞳や麻酔など手術前の準備を行います。執刀医の技量や患者さんの目の状態によっても多少異なりますが、手術自体は通常は片眼5分程度、両眼でも10〜15分程度で終了します。
術後は20〜30分ほど安静にしていただいた後にご帰宅いただけます。
手術直後からレンズによる矯正効果は出ていますので、帰宅は問題なくできます。当日はぼんやりした見え方(水の中で物を見ているようなイメージ)ですが、翌日にはほとんどの方が1.0前後の視力にまで回復しています。

ICLの費用
ICLは自費診療になりますので、保険診療のように料金が全国一律で決まっているものではなく、それぞれの医療施設が各自で手術料金を設定しております。全国的にみますと、両眼で50万円から80万円程度で設定している施設が多いと思われます。 あまりに安い価格設定を表示している施設の中には、安い料金で誘っておいて、実際には高額な料金を請求する施設や、厚労省が承認していないレンズを使用している施設も混在しているようですので注意が必要です。
術後のケア
術後のケアにつきましては、一定期間(数週間〜1ヶ月程度)、点眼薬を使用していただく以外には、特に必要はありません。手術当日は、速やかにご帰宅いただき、自宅での安静をお勧めしますが、ほとんどの症例で翌日には日常生活に支障のない視力にまで回復しており、術翌日から日常生活での制限もほとんどありません。 創口からの感染を予防するために、術後しばらくは目に汗やホコリなどが入らないようにするために、運動は術後1週間ほどは控えていただきます。(水泳や衝撃を伴う激しいスポーツなど、術後1ヶ月程度、制限がかかるものもあります。)
監修・執筆:安田 佳守臣

お電話の受付時間:9:30~18:00 休診日:日曜・祝日

東京都小金井市本町1丁目18番3号 ユニーブル武蔵小金井スイートB101